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  1. 福井県議会 2022-09-05
    令和4年第423回定例会(第1号 開会日) 本文 2022-09-05


    取得元: 福井県議会公式サイト
    最終取得日: 2023-04-12
    トップページ 検索結果一覧 使い方の説明 (新しいタブが開きます) 令和4年第423回定例会(第1号 開会日) 本文 2022-09-05 文書 前へ 次へ 発言 前へ 次へ ヒット発言 前へ 次へ 文字サイズ 大きく 標準 小さく ツール 印刷用ページ窓表示 ダウンロード 表ズレ修正 表示形式切り替え 単文表示 選択表示 全文表示 発言者一覧に移動 全 38 発言 / ヒット 0 発言 表示発言切り替え すべての発言 ヒット発言 選択表示 すべて選択 すべて解除 1 ◯議長大森哲男君) 2 ◯議長大森哲男君) 3 ◯議長大森哲男君) 4 ◯3番(笹原修之君) 5 ◯議長大森哲男君) 6 ◯議長大森哲男君) 7 ◯議長大森哲男君) 8 ◯議長大森哲男君) 9 ◯議長大森哲男君) 10 ◯議長大森哲男君) 11 ◯議長大森哲男君) 12 ◯議長大森哲男君) 13 ◯議長大森哲男君) 14 ◯議長大森哲男君) 15 ◯議長大森哲男君) 16 ◯議長大森哲男君) 17 ◯議長大森哲男君) 18 ◯議長大森哲男君) 19 ◯知事杉本達治君) 20 ◯議長大森哲男君) 21 ◯議長大森哲男君) 22 ◯32番(仲倉典克君) 23 ◯議長大森哲男君) 24 ◯議長大森哲男君) 25 ◯議長大森哲男君) 26 ◯議長大森哲男君) 27 ◯議長大森哲男君) 28 ◯28番(佐藤正雄君) 29 ◯議長大森哲男君) 30 ◯28番(佐藤正雄君) 31 ◯議長大森哲男君) 32 ◯28番(佐藤正雄君) 33 ◯議長大森哲男君) 34 ◯議長大森哲男君) 35 ◯議長大森哲男君) 36 ◯議長大森哲男君) 37 ◯議長大森哲男君) 38 ◯議長大森哲男君) ↑ リストの先頭へ ↓ 最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1 ◯議長大森哲男君) 第423回定例福井県議会は、ここに成立いたしましたので、これより開会し、直ちに本日の会議を開きます。                ────────────── 2 ◯議長大森哲男君) 議事に先立ち一言申し上げます。  8月4日から5日にかけての大雨により、本県において甚大な被害が発生しました。被災された方々にお見舞いを申し上げますとともに、県議会といたしましても、一日も早い災害復旧並びに被災された方々の生活再建及び産業の再生支援に向けまして、全力で取り組んでまいります。                ────────────── 3 ◯議長大森哲男君) 次に、7月10日に行われました福井県議会議員あわら市選挙区における補欠選挙におきまして、笹原修之君が当選されましたので、ここで笹原君を御紹介いたします。  笹原君。      〔笹原修之君登壇〕 4 ◯3番(笹原修之君) このたび福井県議会補欠選挙、あわら市選挙区におきまして市民の負託を得て無事当選させていただくことができました笹原修之でございます。どうぞよろしくお願いいたします。  これからは、この県議会の場で県民の負託に応えられますよう、そして福井の新時代に向けて全力を尽くしてまいりたいと思いますので、先輩議員の皆様の御指導、御鞭撻を賜りながら頑張っていきますので、よろしくお願いいたします。(拍手)                ────────────── 5 ◯議長大森哲男君) 次に、諸般の報告をいたします。  閉会中、議会に通知等のあったものについては、お手元に配付のとおりでございます。                ──────────────                                  財第328号                                  令和4年8月29日   福井県議会議長     大 森 哲 男 様                              福井県知事 杉 本 達 治                 定例県議会の招集について
     第423回定例福井県議会を別添のとおり招集することになりましたので、通知します。       (別 添) 福井県告示第352号  第423回定例福井県議会を令和4年9月5日午後1時福井県議会議事堂に招集する。   令和4年8月29日                              福井県知事 杉 本 達 治                ──────────────                                  財第357号                                  令和4年9月2日   福井県議会議長     大 森 哲 男  様                             福井県知事 杉 本 達 治                  議案の送付について   第423回定例福井県議会に提出する議案を別添のとおり送付します。       (別 添)  第62号議案 令和4年度福井県一般会計補正予算(第4号)  第63号議案 令和4年度福井県一般会計補正予算(第5号)  第64号議案 令和4年度福井県災害救助基金特別会計補正予算(第1号)  第65号議案 令和4年度福井県駐車場整備事業特別会計補正予算(第1号)  第66号議案 令和4年度福井県病院事業会計補正予算(第2号)  第67号議案 福井県手数料徴収条例の一部改正について  第68号議案 福井県職員等の定年等に関する条例等の一部改正について  第69号議案 福井県職員の育児休業等に関する条例の一部改正について  第70号議案 外郭団体の健全な運営の確保を図るための議会のかかわり方を定める条例の一部改正       について  第71号議案 福井県民生委員定数条例の一部改正について  第72号議案 道路改良工事請負契約の変更について  第73号議案 道路改良工事請負契約の変更について  第74号議案 大蓮寺川放水路整備工事請負契約の締結について  第75号議案 令和3年度福井県歳入歳出決算の認定について  第76号議案 令和3年度公営企業会計における剰余金の処分および決算の認定について  第77号議案 専決処分につき承認を求めることについて(令和4年度福井県一般会計補正予算(第       2号))  第78号議案 専決処分につき承認を求めることについて(令和4年度福井県一般会計補正予算(第       3号))  第79号議案 専決処分につき承認を求めることについて(令和4年度福井県港湾整備事業特別会計       補正予算(第1号))  報告第22号 専決処分の報告について(損害賠償額の決定および和解について)  報告第23号 専決処分の報告について(損害賠償額の決定および和解について)  報告第24号 専決処分の報告について(損害賠償額の決定および和解について)  報告第25号 専決処分の報告について(損害賠償額の決定および和解について)  報告第26号 専決処分の報告について(損害賠償額の決定および和解について)  報告第27号 専決処分の報告について(損害賠償額の決定および和解について)  報告第28号 専決処分の報告について(損害賠償額の決定および和解について)  報告第29号 令和3年度福井県内部統制評価の報告について  報告第30号 健全化判断比率の報告について  報告第31号 資金不足比率の報告について  報告第32号 令和3年度福井県一般会計継続費精算報告書  報告第33号 令和3年度公立大学法人福井県立大学業務実績評価の結果について                ──────────────                                  財第361号                                  令和4年9月2日   福井県議会議長     大 森 哲 男 様                              福井県知事 杉 本 達 治        県が出資している法人の経営状況を説明する書類の提出について   地方自治法第243条の3第2項の規定に基づき、下記法人の経営状況を説明する書類(令和3年  度決算)を提出します。       〔別添資料省略〕                ────────────── 発議第37号          令和4年8月大雨災害に関する支援等を求める意見書(案)   会議規則第14条第1項の規定により別紙のとおり提出します。                                   令和4年9月5日   福井県議会議長     大 森 哲 男 様                       提出者 福井県議会議員  仲 倉 典 克                       賛成者 福井県議会議員  西 畑 知佐代                                    西 本 恵 一                                    鈴 木 宏 治                                    細 川 かをり      〔別 紙 後 掲〕                ──────────────                                  教政第755号                                  令和4年9月2日   福井県議会議長     大 森 哲 男 様                          福井県教育委員会教育長 豊北 欽一         「令和3年度福井県教育委員会の事務の管理および執行の状況の         点検・評価報告書」の提出について   このことについて、地方教育行政の組織及び運営に関する法律第26条第1項の規定に基づき、別  添のとおり提出します。       〔別添資料省略〕                ──────────────                                  福監第124号                                  令和4年7月15日   福井県議会議長  様                            福井県監査委員  力 野   豊                               同     田 中 三津彦                               同     江 川 権 一                               同     伊 藤 和 弘                 例月出納検査の結果に関する報告について   地方自治法第235条の2の規定に基づき実施した例月出納検査の結果を下記のとおり提出します。                        記  1 検査年月日  令和4年6月29日  2 検査の対象  令和4年5月分           普通会計および公営企業会計       〔以下省略〕                ──────────────                                  福監第178号
                                     令和4年8月18日   福井県議会議長  様                            福井県監査委員  力 野   豊                               同     田 中 三津彦                               同     江 川 権 一                               同     伊 藤 和 弘                 例月出納検査の結果に関する報告について   地方自治法第235条の2の規定に基づき実施した例月出納検査の結果を下記のとおり提出します。                        記  1 検査年月日  令和4年7月25日  2 検査の対象  令和4年6月分           普通会計および公営企業会計       〔以下省略〕                ────────────── 6 ◯議長大森哲男君) また、山本芳男議員より本日から9月14日まで、田中敏幸議員より本日、副知事中村君より本日及び9月8日、欠席したい旨の届出がありましたので、御報告いたします。                ────────────── 7 ◯議長大森哲男君) 次に、今議会提案事件の説明等のため、地方自治法第121条の規定により、会期中、お手元に配付の者の出席を求めておきましたので御了承願います。                ──────────────                   説 明 者 名 簿                                   第423回定例会   知       事                      杉  本  達  治   (委任を受けた者)     副    知    事      中  村  保  博                 副    知    事      櫻  本     宏                 総  務  部  長       鷲  頭  美  央                 地 域 戦 略 部 長      吉  川  幸  文                 交 流 文 化 部 長      西  川     聡                 安 全 環 境 部 長      野  路  博  之                 健 康 福 祉 部 長      服  部  和  恵                 産 業 労 働 部 長      伊万里   全  生                 農 林 水 産 部 長      児  玉  康  英                 土  木  部  長       高  橋  伸  輔                 会 計 管 理 者        杉  本  達  雄   教育委員会教育長                       豊  北  欽  一   (公安委員会委員長から委任を受けた者)                 警 察 本 部 長        江  口  有  隣   監  査  委  員                     江  川  権  一                ━━━━━━━━━━━━━━━ 8 ◯議長大森哲男君) 次に、地方自治法第100条第13項及び会議規則第130条第1項ただし書きの規定により、お手元に配付のとおり、緊急を要するものとして議員の派遣を決定し、派遣を行いましたので御了承願います。                ──────────────                 議員の派遣について(報告)   地方自治法第100条第13項および福井県議会会議規則第130条第1項ただし書きの規定に基づき、  下記のとおり議員の派遣をしたので報告する。                       記 1 南越前町被災現場の視察調査   (1)派遣の目的  令和4年8月4日から5日にかけ、嶺北地方を中心に襲った大雨による災            害現場を視察し、今後の審議に資するため   (2)派 遣 地  南条郡南越前町   (3)派遣期間   令和4年9月1日(木)   (4)派遣議員名  松田 泰典 議員  佐藤 正雄 議員             仲倉 典克 議員  鈴木 宏紀 議員             西畑知佐代 議員  小寺 惣吉 議員             細川かをり 議員  宮本  俊 議員             小堀 友廣 議員   (5)派遣の内容  南越前町被災現場の視察調査                ━━━━━━━━━━━━━━━ 9 ◯議長大森哲男君) 本日の議事日程は、お手元に配付いたしましたとおりと定め、直ちに議事に入ります。                ━━━━━━━━━━━━━━━               第1 仮議長の選任の委任について 10 ◯議長大森哲男君) まず、日程第1 仮議長の選任の委任についてを議題といたします。  お諮りいたします。  新型コロナウイルス感染症等により議長または副議長が欠席となる場合に備え、地方自治法第106条第3項の規定により、会期中、仮議長の選任を私に委任願いたいと存じますが、これに御異議ございませんか。      〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 11 ◯議長大森哲男君) 御異議なしと認めます。  よって、そのように決定いたしました。  今後、仮議長の選任が必要となる場合には、私より指名をさせていただきたいと存じますので御了承願います。                ━━━━━━━━━━━━━━━               第2 会議録署名議員の指名について 12 ◯議長大森哲男君) 次に、日程第2 会議録署名議員の指名を行います。  本定例会の会議録署名議員は、会議規則第128条の規定により、西本恵一君、西本正俊君、野田君を指名いたします。                ━━━━━━━━━━━━━━━                  第3 会期決定について 13 ◯議長大森哲男君) 次に、日程第3 会期決定についてを議題といたします。  本定例会の会期を、本日より来る10月4日までの30日間と定めたいと存じますが、これに御異議ございませんか。      〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 14 ◯議長大森哲男君) 御異議なしと認めます。  よって、そのように決定いたしました。                ━━━━━━━━━━━━━━━                第4 議席の一部変更について 15 ◯議長大森哲男君) 次に、日程第4 議席の一部変更についてを議題といたします。  会議規則第4条第3項の規定により、ただいま御着席のとおり議席の一部を変更いたしますので、御了承願います。                ──────────────                    新 議 席 表    1番  野  田  哲  生             20番  島  田  欽  一    2番  渡  辺  大  輔             21番  宮  本     俊    3番  笹  原  修  之             22番  小  寺  惣  吉    4番  松  崎  雄  城             23番  大  森  哲  男    5番  細  川  かをり              24番  田  中  宏  典    6番  北  川  博  規             25番  畑     孝  幸    7番  西  本  恵  一             26番  欠        員    8番  山  浦  光一郎              27番  欠        員    9番  兼  井     大             28番  佐  藤  正  雄    10番  山  本     建             29番  斉  藤  新  緑    11番  清  水  智  信             30番  田  中  敏  幸    12番  田  中  三津彦              31番  鈴  木  宏  紀    13番  長  田  光  広             32番  仲  倉  典  克    14番  力  野     豊             33番  松  田  泰  典    15番  小  堀  友  廣             34番  山  岸  猛  夫    16番  欠        員             35番  関     孝  治
       17番  西  畑  知佐代              36番  山  本  芳  男    18番  鈴  木  宏  治             37番  山  本  文  雄    19番  西  本  正  俊                ━━━━━━━━━━━━━━━       第5 常任委員会委員及び予算決算特別委員会委員の選任について 16 ◯議長大森哲男君) 次に、日程第5 常任委員会委員及び予算決算特別委員会委員の選任についてを議題といたします。  お諮りいたします。  委員会条例第5条第1項の規定により、笹原君を総務教育常任委員会委員及び予算決算特別委員会委員に指名したいと存じますが、これに御異議ございませんか。      〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 17 ◯議長大森哲男君) 御異議なしと認めます。  よって、そのように決定いたしました。                ━━━━━━━━━━━━━━━   第6 第62号議案から第79号議案まで(18件)及び報告第22号から報告第33号まで(12件) 18 ◯議長大森哲男君) 次に、日程第6の30件を会議規則第36条の規定により一括して議題といたします。  これより、知事から提案理由の説明を求めることにいたします。  知事杉本君。      〔知事杉本達治君登壇〕 19 ◯知事杉本達治君) 第423回定例県議会の開会に当たり、県政運営の所信の一端を申し述べますとともに、県政の諸課題及び令和4年度9月補正予算案の概要につきまして御説明申し上げます。  初めに、元内閣総理大臣安倍晋三氏が、去る7月8日に急逝されました。歴代最長の在任の間、日本経済の再生、積極的な首脳外交、地方創生の推進に全力で当たってこられました。本県に対しても、北陸新幹線福井・敦賀開業の前倒しや拉致問題などへの取組に御尽力をいただきました。生前の多大なる御功績に深く敬意を表し、ここに謹んで御冥福をお祈り申し上げます。  次に、先般の参議院議員選挙において当選されました山崎正昭氏に対し、心からお祝い申し上げます。また、国政において高速交通体系の整備促進やエネルギー政策など、本県が直面する諸課題の解決に御尽力されることを御期待申し上げます。  また、福井県議会議員選挙において当選されました笹原修之氏に対し、心からお祝いを申し上げますとともに、県政発展のため御活躍いただきますよう念願しております。  先月10日、第2次岸田改造内閣が発足しました。高木毅氏の自民党国会対策委員長の留任を心からお祝い申し上げます。新内閣には、頻発する自然災害への対策の強化、物価高、感染症など喫緊の課題に全力で取り組んでいただくとともに、地方の成長力を生かした成長戦略の実現に向け、分散型国家への転換を急ぎ、北陸新幹線の早期全線開通、少子化対策、責任ある原子力・エネルギー政策など、我が国の活力を高める政策を力強く推進していただくことを御期待申し上げます。  次に、先月4日から5日にかけて降り続いた大雨は、南越前町今庄地区において48時間雨量が観測史上最大の426.5ミリに達するなど、記録的な降雨となりました。各地で洪水や土砂崩れが発生し、330棟を超える住家が全半壊や床上・床下浸水となるなど、多くの家屋や道路などに被害が生じました。被災された皆様に心からお見舞いを申し上げます。  また、全国から寄せられた義援金や県内各地から駆けつけていただいたボランティアの方々の御支援に対し、この場をお借りいたしまして心から感謝を申し上げます。  県では、災害対策本部を速やかに設置し、陸上自衛隊への派遣要請、食料や飲料水などの物資の搬送、仮設トイレの設置、水道等のライフラインや道路、河川等の応急対策を講じてきたところでございます。また、北陸自動車道や国道8号などの幹線道路の通行止めやJR北陸本線の運休により、嶺北と嶺南の交通が遮断されたことから、国等と連携し、広域迂回を呼びかけるとともに、武生駅と敦賀駅間において災害時緊急バスを運行し、5,000人を超える方々の通勤、通学などの移動手段を確保いたしました。その後、国道8号の渋滞を緩和するため、国道365号の規制の早期解除に取り組むとともに、NEXCO中日本の協力を得て、南越前町-敦賀間の北陸自動車道を無料化するなど、円滑な交通の確保にも努めました。  先月26日には国への緊急要請を行い、早期の激甚災害への指定や北陸自動車道の被災箇所の迅速な復旧とともに、国土強靭化に必要な予算を十分に確保するよう求めたところであり、被災した道路や河川、農地等の速やかな本復旧や、再度の災害防止への対策を全力で進めてまいります。  さらに、被災された住宅の再建をはじめ、中小企業者や農林漁業者の経営再建等を支援することとしており、被災された方々が一日も早く日常生活を取り戻せるよう、復旧に向けた取組を後押ししてまいります。また、大雨により影響を受けた事業者を支援するため、「ふくいのお宿元気応援キャンペーン」と称して、嶺北、嶺南をまたぐ県内旅行の割引やシニア層へのクーポン発行を県独自に行ってまいります。  さて、最近の経済情勢については、国の8月の月例経済報告において、「景気は緩やかに持ち直している」とされております。しかしながら、県内経済は、感染症の影響の長期化や物価高騰などにより、依然として厳しい経営環境にあることから、その影響を受ける業種を中心に、ふく割を発行するなど、引き続き、県内の消費喚起に努めてまいります。  あわせて、伝統工芸品については、飲食店等において食器等を導入する際の補助制度を拡充し、本県の伝統工芸品のさらなる販路開拓や魅力の発信を図ってまいります。  社会福祉施設については、高騰する電気代のコスト削減等により利用者の負担を抑制するため、省エネ設備の改修等に必要な経費を支援してまいります。  特に物価高騰の影響を受けている農林水産業については、県産麦の生産性向上に必要な機械導入、高騰した配合飼料、箱や氷などの漁業用資材の購入に対し支援するとともに、住宅などの県産材利用に対する支援を行い、県産材の需要確保を図ってまいります。  その上で、長期的に経済の好循環を生み出すためには、生産性向上による企業収益の増加と労働者への適正な分配を進めることが重要であります。国の業務改善助成金に県独自の上乗せ支援を行い、中小企業者の経営改善と労働者の所得向上を一体的に促進してまいります。  次に、新型コロナウイルス感染症対策について申し上げます。  感染者の把握については、今回、重症化リスクのある方に発生届を限定することとし、これにより発生届の対象外となる方が不利益を被ることがないよう、その対応を整えることが重要と考えております。本県では、相談や健康フォローアップを担う総合相談センターを今月14日に開設し、発生届の対象外となる方の陽性登録を受け付けるとともに、療養証明書の発行を可能といたします。さらに、高齢者施設の嘱託医や協力医療機関による往診が困難な場合に、医師会の協力をいただきながら施設等に往診する体制を早急に整備し、医療機関や保健所の業務逼迫を回避するとともに、医療を必要とする方々に適切に提供できる体制をつくってまいります。  次に、北陸新幹線の整備促進について申し上げます。  金沢-敦賀間については、先月25日に福井駅の建築工事が完了し、芦原温泉駅、越前たけふ駅についても今月中に建築工事が完了する見込みであり、工事は順調に進捗しております。引き続き、令和5年度末に確実に開業できるよう、工程及び事業費の適切な管理を求めてまいります。  敦賀-新大阪間については、先月1日、大阪府で開催された早期全線開業実現大会において、大阪府の吉村知事などとともに、早期着工及び早期全線開業の実現に向け、一致協力していくことを確認いたしました。先月8日には、北陸新幹線建設促進同盟会として、沿線府県議会協議会、経済団体等と合同で、政府・与党に対し、概算要求において着工のための予算を盛り込むよう強く要請しました。  こうした中、国土交通省の概算要求では事項要求として盛り込まれたところであり、引き続き年末の政府予算案決定に向け、環境アセスメントの着実な進捗と着工5条件など課題の解決に向けた議論の加速化を、関係者の皆様と一体となって、政府・与党に強く求めてまいります。  中部縦貫自動車道大野油坂道路については、7月に大野東-和泉間の和泉トンネルが貫通するとともに、荒島第2トンネルが貫通間近となるなど、着実に工事が進捗しております。先月2日には、議長や沿線の首長とともに、国及び与党幹部に対し、早期開通と補正予算を含めた必要な予算の確保を求めたところであり、引き続き、令和8年春の全線開通を国に強く働きかけてまいります。  次に、北陸新幹線開業に向けたまちづくりについて申し上げます。  先月23日、県都にぎわい創生協議会において、「誰もが主役に!楽しさあふれる県都」を将来像とした県都グランドデザイン案がまとめられました。今後、県議会や県民から御意見をいただいた上で、来月を目途にグランドデザインの策定を進めてまいります。  先月26日には、金ヶ崎周辺魅力づくり協議会において、金ヶ崎地区のオーベルジュを核とした集客施設の整備や、気比神宮エリアの魅力向上策が協議されたところです。年度内の実行プラン策定に向け、引き続き、敦賀市及び経済団体とともに検討を進めてまいります。  首都圏等における魅力発信については、福井・敦賀開業に向け、北関東をターゲットとした巡回キャラバンを実施するとともに、銀座に期間限定のアンテナショップを開設し、本県の魅力を発信してまいります。また、来県者等の利便性向上を図るため、路線バスへの交通系ICカード導入に対して支援を行い、県内のキャッシュレス化を進めてまいります。  いよいよ来月1日にオープンする一乗谷朝倉氏遺跡博物館については、愛称が「あさみゅー」に決定いたしました。開館に合わせ、発掘成果を振り返る企画展の開催や戦国列車の運行などを行い、新博物館や遺跡の魅力を県内外に強力に発信してまいります。  新たな県営産業団地の整備については、4市町から候補地の応募を受けており、今後、立地条件や産業振興施策との整合性などの観点から審査を行い、年度内に整備箇所を決定してまいります。  次に、農林水産業の振興では、来月20日に「全国農業担い手サミットinふくい」を開催し、全国から集う農業者等に対し、本県の農林水産物を積極的にPRするとともに、就農研修等を通じて参加者の交流を深め、本県での就農、就業につなげてまいります。  スポーツによる交流に関しては、「日本スポーツマスターズ2023福井大会」の1年前イベントを来月15日及び16日にサンドーム福井において開催いたします。福井大会の広報を行うアンバサダーに、東京2020オリンピックで金メダルを獲得した見延和靖選手をはじめ、本県ゆかりの方々を委嘱し、大会の魅力を発信してまいります。  次に、少子化対策について申し上げます。  6月に発表された令和3年の本県の合計特殊出生率は1.57と全国7位の高い水準を維持しているものの、直近の妊娠届出数が減少しております。新たに首都圏を中心に、ふく育県の充実した子育て支援をPRするキャンペーンを実施するとともに、不妊治療費に対する助成制度を日本一に拡充し、さらに治療を受けやすい環境を整備してまいります。  次に、教育について申し上げます。  先月20日、第2回全国高校生プレゼン甲子園の決勝大会を開催いたしました。全国441チームの予選を突破した10チームが競い合い、大野高校が最優秀賞、武生高校が特別賞、高志高校が奨励賞を受賞しました。探求活動の発表の場として、プレゼン甲子園を全国に広く周知し、参加チームの拡大を目指してまいります。  最後に、原子力政策について申し上げます。  先月24日に開催された国のGX実行会議において、岸田総理大臣から西村経済産業大臣に対し、原子力に関し再稼働への関係者の総力結集や次世代革新炉の開発、建設などの政治決断が必要な項目について、検討を加速するよう指示が出されました。このことについて、私は翌25日の国の原子力小委員会において、総理が原子力の課題について政治的な決断をしていくとの考えを示されたことは、立地地域の立場から評価すると申し上げました。加えて、今後、安全を第一にしっかりと議論し、国が責任を持って原子力の将来像を明確にすべきとの意見を述べたところでございます。  以上、予算及び事業を含めて申し上げました。  この結果、今回の一般会計の補正予算案の規模は全体として431億円、本年度予算額の累計は5,614億円となります。今回の補正予算編成に当たっては、9月補正予算としては過去最大となる歳出予算を計上する一方で、国の財源確保などにより、財政負担をできる限り抑えることとしております。  第68号議案については、地方公務員法の一部改正等に伴い、職員の定年引上げ等に関し必要な事項を定めるため、所要の改正を行うものであります。  その他の議案につきましては、それぞれ記載の理由に基づき提案いたした次第であります。  何とぞ慎重な御審議の上、妥当な御決議を賜りますようお願い申し上げます。 20 ◯議長大森哲男君) 以上で、提案理由の説明は終わりました。                ━━━━━━━━━━━━━━━    第7 発議第37号 令和4年8月大雨災害に関する支援等を求める意見書(案)                ───────────────         令和4年8月大雨災害に関する支援等を求める意見書(案)  本県では、8月4日から5日にかけ、嶺北地方を中心に線状降水帯が発生し、1時間当たり80mm ~110mmの激しい雨に見舞われ、鉄道、道路、河川等の公共施設、農地および農業施設、農作物、 住家などに極めて甚大な被害が発生した。  また、北陸自動車道、国道8号、JR北陸本線が土砂崩れや浸水により寸断され、本県の嶺南・ 嶺北の間のみならず、北陸と関西・中京の間の人流・物流が遮断され、産業や生活に深刻な影響を 及ぼしている。  本県としては、特に被害が大きい南越前町に災害救助法を適用するなど、被災者の救済や一日も 早い災害復旧に向け、関係機関とともに全力を挙げているところである。  よって、国においては、被災地の状況を踏まえ、一日も早い災害復旧を図るとともに、被害の再 発防止や国土強靭化の観点も含め、次の措置を講じられるよう強く要望する。                      記 1 被災者の生活再建に向けた支援を行うこと。 2 災害対策に伴う財政需要について、特別交付税などの特段の財政措置を行うこと。 3 災害復旧事業等の財源を確保すること。 4 農地、山林、農林漁業用施設等の災害復旧に対する支援を行うこと。 5 被災した中小企業者、農林漁業者等への支援を行うこと。 6 災害廃棄物の処理等に関する支援を行うこと。 7 今回の災害を速やかに激甚災害に指定すること。 8 災害に強い北陸新幹線について、一日も早い全線開業を実現すること。 9 災害時に代替機能を発揮する中部縦貫自動車道について、一日も早い全線開通を実現すること。 10 防災・減災、国土強靭化のための5か年加速化対策について、更に強力に国土強靭化の取組を  推進するため、必要な予算・財源を確保するとともに、5か年加速化対策後も、予算・財源を  別枠で確保して、継続的に取り組むこと。  以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。   令和4年9月5日                                 福 井 県 議 会                ─────────────── 21 ◯議長大森哲男君) 次に、日程第7 発議第37号 令和4年8月大雨災害に関する支援等を求める意見書案を議題といたします。  これより、仲倉君から提案理由の説明を求めることにいたします。  仲倉君。      〔仲倉典克君登壇〕 22 ◯32番(仲倉典克君) 令和4年8月大雨災害に関する支援等を求める意見書につきまして、提案理由を述べさせていただきます。  その前に、このたびの災害におきまして、県内各地から現地にたくさんの皆様方にボランティア活動に駆けつけていただきました。また、義援金や励ましの言葉、いろいろな形で被災地に対しまして御支援を賜りましたことを、地元、南越前町町民を代表して心から御礼を申し上げます。誠にありがとうございました。  それでは、8月4日から5日にかけ嶺北地方を中心に記録的な大雨に見舞われ、鉄道、道路、河川等の公共施設、農地及び農業施設、農産物、民家など、極めて甚大な被害が発生をいたしました。また、北陸自動車道、国道8号、JR北陸本線が土砂崩れや浸水により寸断され、本県の嶺南、嶺北の間のみならず、北陸と関西・中京の間の人流、物流が寸断され、産業や生活に深刻な影響を及ぼしております。  特に、被害が大きい南越前町には災害救助法が適用され、被災者の救済や一日も早い災害復旧に向け、全力で取り組んでいるところであります。  以上のことから、被災地の状況を踏まえ、一日も早い災害復旧を図られるとともに、被害の再発防止や国土強靭化の観点も含め、被災者の生活再建に向けた支援等を国に強く求めるものであります。  議員各位におかれましては、当意見書の趣旨を御理解いただきまして、御賛同賜りますように心からお願い申し上げまして、提案理由の説明とさせていただきます。
     よろしくお願いいたします。 23 ◯議長大森哲男君) 以上で提案理由の説明は終わりました。                ────────────── 24 ◯議長大森哲男君) これより、本件に対する質疑に入るのでありますが、ただいまのところ通告者はありませんので、ないものと認め、本件に対する質疑は終結いたしました。                ─────────────── 25 ◯議長大森哲男君) お諮りいたします。  本件につきましては、会議規則第38条第3項の規定により、委員会付託を省略したいと存じますが、これに御異議ありませんか。      〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 26 ◯議長大森哲男君) 御異議なしと認めます。   よって、そのように決定いたしました。                ─────────────── 27 ◯議長大森哲男君) これより、本件に対する討論に入ります。  佐藤君より賛成討論の通告がありますので、許可することにいたします。  佐藤君。      〔佐藤正雄君登壇〕 28 ◯28番(佐藤正雄君) 日本共産党の佐藤正雄です。  発議第37号令和4年8月大雨災害に関する支援等を求める意見書案に賛成の立場で討論いたします。  大雨から1か月、改めて今回の大雨災害被災の南越前町、勝山市など自治体と被災者の皆さんにお見舞いを申し上げます。私も被災地調査やそれを踏まえた県などへの対応要望を行ってまいりました。昼夜を問わず、道路や河川、鉄道、ライフライン回復のために奮闘された県や市町職員はじめ関係機関、事業者、ボランティアの皆さんに感謝を申し上げます。  今回提案された意見書は、一番最初に被災者の生活再建に向けた支援を行うことを求め、2番目には特別交付税など財政措置、4番目には農地、山林などへの災害復旧支援、5番目には被災した中小業者、農林漁業者等への支援などなど極めて重要であり、理事者とともに議会としても国への強力な働きかけが求められている時宜にかなった内容であります。  一方、新幹線についての私の立場は、従来から申し上げているとおり、新幹線そのものに反対ではありませんが、現在の建設スキーム、すなわち建設費の地元負担と並行在来線の第三セクター化などは、財政などの永続的な巨額地方負担となりかねない問題があることを指摘して…… 29 ◯議長大森哲男君) 佐藤君に申し上げます。討論でありますので、発言には御留意願います。 30 ◯28番(佐藤正雄君) (続)まいりました。今次災害においても、北陸本線の被災についてJR西日本は、広域での資材と人員の集中も行い、利用者が急増するお盆前復旧に短期間で全力を挙げ成し遂げました。しかし、仮に新幹線…… 31 ◯議長大森哲男君) 佐藤君に申し上げます。討論でありますので、賛成の理由を述べてください。 32 ◯28番(佐藤正雄君) (続)敦賀開業後の災害であれば、大雪であれ、大雨や土砂災害であれ、福井県はじめ市町がハピラインふくいとともに、復旧に財政的にも人的にも責任を果たさなければならないことになるわけです。ただ、ハピラインふくいにはそのような資金はないわけで、実際は県と市町が担わなくてはなりません。この対応は永続的なものとなります。この点は議会としても肝に銘じておかなければなりません。  以上申し上げて、討論といたします。 33 ◯議長大森哲男君) 以上で通告による討論は終了いたしましたので、ほかにないものと認め、本件に対する討論は終結いたしました。                ─────────────── 34 ◯議長大森哲男君) これより、採決に入ります。  その方法は、起立によって行います。  日程第7 発議第37号 令和4年8月大雨災害に関する支援等を求める意見書案を原案のとおり決定することに賛成の方は、御起立願います。      〔全 員 起 立〕 35 ◯議長大森哲男君) 起立全員であります。  よって、本件は原案のとおり可決されました。  ただいま可決されました意見書につきましては、直ちに関係当局に提出し、その実現について強く要請いたしますので御了承願います。                ━━━━━━━━━━━━━━━ 36 ◯議長大森哲男君) 以上で、本日の議事日程は全部終了いたしました。  この際、お諮りいたします。  明6日及び7日は休会にいたしたいと存じますが、これに御異議ございませんか。      〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 37 ◯議長大森哲男君) 御異議なしと認めます。  よって、そのように決定いたしました。  なお、来る8日は午前10時より会議を開くこととし、議事日程は当日お知らせいたしますので御了承願います。                ━━━━━━━━━━━━━━━ 38 ◯議長大森哲男君) 本日は、以上で散会いたします。                               午後1時31分 散 会 発言が指定されていません。 Copyright © Fukui Prefecture, All rights reserved. ↑ ページの先頭へ...